本体の電源を入れます。
10分ほどウォーミングアップ(機器を環境に慣らす)を行います。
プローブ(カプセル)を皮膚に固定します。
被験者はタスクを行います。
【環境条件の変化】
測定中は、周辺環境が変化しないようにしてください。エアコンの吹き出し口付近やパソコンや電球など熱を発生するものからは1~2mは離して設置してください。
【準備とゼロ調整】
電源投入直後は値が安定しないことがございますので、カプセルをカプセルホルダに固定した状態で電源投入し、10〜20分程度ウォーミングアップを行ってから、ゼロ調整を行ってください。ゼロ調整を行って、値がゼロに落ち着いたことを確認してから実験を開始してください。
【カプセル装着】
カプセル(プローブ)の装着は、標準カプセルパットを使用し、カプセルと測定部位との間に隙間をつくらないようにして下さい。カプセルと測定部位の間に隙間ができてしまうと、空気が漏れ、正確な測定が出来ません。
※目的に応じたデータ解析・評価を行ってください。
発汗データを定量化する方法として次の2つの指標が利用されています。
①基礎発汗量 :プラトーレベル
②反応性発汗量:さまざまな負荷によって引き起こされる発汗量
通常は反応性発汗量を発汗機能の指標として使用されます。
【反応性発汗量の評価】
反応性発汗量の強度を評価する指標として、
a. 発汗波のスパイク数
b. 発汗波の最大値(mg/min)
c. 基礎発汗量と発汗波で囲まれた面積(mg)などが用いられています。
『基礎発汗量と発汗波で囲まれた面積』を除く各指標は装置の応答特性の影響を受けます。換気カプセル型発汗計では、空気流量やプローブ長などにより応答特性が変化することから、『基礎発汗量と発汗波で囲まれた面積』を反応性発汗量の強度評価指標として用いるのが一般的です。
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